ハイビスカスは、アジアの南部が原産といわれるアオイ科フヨウ(ハイビスカス)属の低木です。陽が昇るとともにつぼみが開き、日没後はしぼんでしまう真っ赤な花が印象的。
沖縄では防風林として強い海風から畑を守ったり生垣に使われたりと、生活になくてはならない植物。年間を通して花が咲き、市の花にも定められています。同じ南国でも沖縄のハイビスカスはハワイと品種が違い、和名で「ブッソウゲ」と呼ばれています。
古い独自の伝統を残す沖縄の民俗には、健康的なライフスタイルを推奨するロハスな人たちの高い関心が寄せられています。
沖縄の女性はその昔、ハイビスカスの花や葉から採った粘液を粘土に混ぜ、洗髪に使っていたとか。たっぷりと黒髪が潤い、ツヤツヤに洗いあがるので、長い間愛用されていたとのこと。
ハイビスカスには、数種類の多糖類とビタミンC、そしてアミノ酸などが含まれていることがわかります。髪の潤いを保つのに役立っていたのは多糖類で、とくにグルクロン酸と呼ばれる成分は、肌に潤いを与える有名な「ヒアルロン酸」の構造に含まれているため、グルクロン酸を植物性ヒアルロン酸と呼ぶことがあります。アメリカで「ハイビスカスリーフエキス植物性ヒアルロン酸」というトレードネームが取得されました。日本では「ブッソウゲ葉エキス」という表記名で、シャンプーのモイスチャー成分や肌の乾燥を防ぐ天然の素材としてすでに多くの商品に配合され、市販されています。
沖縄でのびのび育つハイビスカスは元気そのもの。国産の素材だから指定農家生産や無農薬栽培などの品質管理もコントロールしやすく万全。ナチュラルコスメに関心をもつ全国の方々に期待の素材として知られはじめています。