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無添加化粧品との違い

自然と無添加は違う意味

無添加化粧品と自然化粧品は、化粧品に対する根本的な考え方が違います。無添加コスメは基本から特定の成分をマイナスする考え、逆にナチュラルコスメは基本に素材をプラスする考えです。

このふたつを混同してしまうのは、無添加という言葉が何となく肌や環境に優しく、自然に近いような気がするからかもしれません。ですが実際は、無添加だったら必ず環境に優しいというわけではなく、また肌への刺激が少ないとも言い切れません。
それは、化粧品に「無添加」という冠をつけるための成分規約がまったくないからです。無添加を売り文句にしていても、いったい何を“添加していない”のかは、パッケージの表示から推理するしかありません。

「無添加」は、とてもアバウトで大雑把なコスメ用語なのです。

無添加化粧品の流行

アラフォー世代のコスメ好きなら一度は使ったことがあるに違いない「クリニーク」。無香料、全製品アレルギーテスト済みと明記した、デパートコスメでは恐らく初めての海外無添加ブランドだったのではないでしょうか。

現在では決して珍しいものではありませんが、強い香料やプロセスの多いスキンケア全盛の中、成分を引き算したローションでシンプルにお手入れする 方法はとても斬新でした。白衣に似たコスチュームのビューティアドバイザーさんが肌タイプを診断してくれるという接客法も、病院のようで効果的でした。当 時の商品は今でもクリニークの基本ラインで、根強い人気があります。

このように、無添加というキーワードにはブランドイメージを決める強いインパクトがあるのです。

「無」のマジック

無添加化粧品で一番多く見かける「無添加三種の神器」は、無香料・無着色・アルコールフリー。これらを省いた商品は俗に低刺激性コスメと呼ばれることもあります。刺激が少ない分、人によっては物足りなく感じるかもしれません。

化粧品を使う楽しさを残したい、というユーザーの望みに応えるように、いろいろなタイプの無添加コスメが発売されています。それらは、どんな成分を「引き算」しているのでしょうか。目についた例を挙げてみます。

●指定表示成分無添加

アレルギーを起こす可能性がある成分、つまり「指定表示成分」を配合したらラベルにその成分を明記しなければならない、という昭和時代の規則です。単に旧式の指定表示成分を配合していないだけでは安全の根拠になりません。

●酸化防止剤、保存料無添加

肌を改善する自然の成分だけでつくられた化粧品は理想的なナチュラルコスメですが、この場合の無添加は不安定と隣り合わせ。普通の化粧品と同じように扱っていると成分が分離したり、酸化や腐敗を起こしてしまうことも。変質したコスメは肌に強いトラブルを招きます。

いろいろな無添加化粧品をリサーチして得た結論は、「必要以上に無添加という言葉に振り回されてはいけない」ということでした。

 
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