日本では自然化粧品についての厳格な決まりごとはありません。例えば、植物エキスを保湿剤として配合した商品があるとしても、植物の原産地や栽培方法、エキスの濃縮率や商品への配合量などをメーカーに教えてもらう手段は、今のところないのが現状です。
でも、消費者としてはできるだけ安心して使える規定が欲しいところですよね。オーガニック認定の試みは徐々に始まっており、将来的には公式に制定される可能性があります。
オーガニックコスメの先進国では、オーガニックの規定を化粧品にも設けたガイドラインがあります。一例として、フランスのECOCERT(エコサート)のオーガニックコスメ基準をご紹介しましょう。
国内で販売されている化粧品は、配合された成分を全部表示する義務や、安全性の試験をクリアする義務があり、怠った場合は薬事法違反となって化粧品は販売できません。これは自然化粧品だけでなく、すべての化粧品に共通する決まりごとです。
安全性についてチェックするには、この全成分表示に目を向けてみましょう。
化粧品の成分表示は、含有量が多いものから順に記すことがお約束。化粧水なら最初は「水」、ついで保湿成分が表記されます。
商品宣伝のキャッチフレーズが「天然○○をたっぷり配合」だったとしても、成分表示の最後の方にちょこっと「○○エキス」と添えてあるだけなら、その天然成分はほんのわずかな量だと推察できます。
全成分表示は化粧品に義務づけられていますが、薬用化粧品などの医薬部外品も2006年から段階的に自主的な全成分表示を始めています。