ある友人の話をしましょう。
敏感肌だからなかなか合う化粧品が見つからないと嘆く彼女は、ドラッグストアを見かけるたびにセンシティブ用スキンケアを探し、買い込みます。それから2週間もたたないうちに、やっぱりダメだったといい、彼女はまた新しい商品を探していました。
彼女は本当に敏感肌なのでしょうか?本人はそう言い切っているのですが、この話だけでははっきりわかりません。
よくよく聞いてみると、彼女はパウダーファンデーションのパフを洗わず、使い続けているとのこと。出先で汗をかけばウェットティッシュで顔をギュッとぬぐい、そのままファンデを重ねづけ。帰宅したらクレンジングフォームでざっと洗って顔をタオルでゴシゴシ。そしてローションをつけるとピリピリ痛む、と。
彼女の場合、パフを洗わないことや、肌を強く摩擦していることなどがトラブルに関係しているのかもしれません。そのような場合、生活習慣を変えない限り、どんなに化粧品を変えても改善されません。
肌に刺激を感じたり、ブツブツや赤みなどのトラブルを起こしたら、化粧品を疑うだけでなく、生活のちょっとしたクセで肌に負担をかけていないか、一度振り返ってみることも大切です。
トラブルを起こしてしまった原因がわかったら、その元を断ち切ると同時に、傷ついた肌が回復するまでできるだけ刺激を与えずに肌を清潔に保ち、保護していきます。
今や3人にひとりは敏感肌というご時勢。「乾燥肌」「油性肌」といった肌タイプ別コスメラインには、堂々と「敏感肌用」が据えられ、たくさんの商品が販売されています。量販店やドラッグストアでいくつか調べてみましたが、ほとんどの敏感肌用コスメは無香料でした。
香料にかぶれやすい体質の方はいらっしゃいますが、アロマテラピーでは、過敏な肌を鎮静させる効果のある精油を使って手当てすることも。刺激になりそうなものをシャットアウトすることも急性反応が起きている時には必要ですが、落ち着きを取り戻したら、いい香りだと感じるアロマを配合した自然化粧品も、少しずつ試してみてはいかがでしょうか。